祇園祭にしかできない「無言参り」
無言参りってどんなお参りなの?
京都好きの方なら、
一度は聞いたことがある「無言参り」
その、無言参りの本当の
お参り方を知ってますか?
ネットで調べると、
「7日間毎日お参りする」
と、あるのを多く目にします。
しかしそれは間違った情報なんです!!!!
間違った情報がこれ以上拡散しない為にも、
無言参りについての、
正しい情報をがっつりまとめました。
これであなたも京都通^^
それでは、一緒に見て行ってくださいませヽ(*´∀`)ノ
無言参りの時期は?
無言参りは祇園祭り期間中の7日間
になります。
なぜこの期間だけかと言うと、
この記事にも詳しく書いている、
京都祇園祭2016♪神輿渡御って何?混雑をさける特等席がある!
神輿渡御と言う祭事で使う
3基の神輿を鎮座させる場所が、
無言参りの場所になるのです。
17日に3基の神輿を
八坂神社から運び、
24日にはまた八坂神社へと戻ります。
この期間が7日間なので、
無言参りも7日しか
できないと言う事なんです。
無言参りの場所は?
3基の神輿を鎮座させる場所を
御旅所(おたびしょ)と言います。
普段はお土産物屋なのですが、
神輿を鎮座させる期間だけ
御旅所となります。
なぜ、この御旅所でお参りするのでしょうか?
この3基の神輿には、それぞれ神様が
乗り移っているのです。
この神様に願い事をしていたんですね。
三人の神様がいる神聖な場所。
かなりご利益がありそうです!
舞妓や芸妓さんはこの御旅所で、
どんな風にお参りしてたのでしょうか?
続いて本題の「無言参り」に
ついて紹介します。
無言参りとは?
元は京都祇園の舞妓、芸妓さんの
願掛けのお参りから始まりました。
御旅所に神輿が鎮座している
7日の間に道中誰とも
言葉を交わさずにお参りをする。
言葉を交わすと願いが叶わないと
言われています。
なのでうっかり言葉を発してしまったら、
また一からやり直しとなるのです^^;
道中とはどこからの事?
祇園から御旅所の間の事です。
徒歩で15分くらいになります。
無言参りのお参りの方法は?
どのサイトを見ても、
7日間毎日無言でお参りするとあります。
しかし、本当の「無言参り」は、
その根拠は!
もう20年程前に買った、
祇園生まれ祇園育ちの芸妓さんが書いた本
「祇園よいばなし」
に、無言参りの事が詳しく書いていました。
それぞれのお茶席が終わった夜に、
無言参りをするそうです。
舞妓や芸妓お客さんなどは、
「あ、今無言参りしてるんだな。」と
声をかけずに素通りしてくれるそうですが。
ちょっと意地悪なお客さんに捕まった時は、
話かけられてまた一からお参りの
やり直しになるそうです^^;
心の中では6往復もしたのに、
話しかけやがって!って感じでしょうか?(笑)
そうこうやってると、
夜が明ける事もあるそうですよ。
現代では7回お参りするのではなく、
御旅所の前で手を合わせる姿を多く見かけます。
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最後に
無言参りについてまとめますね。
場所:祇園御旅所
お参り方法:1日7回 祇園~御旅所を往復
注意:道中は言葉を発してはいけない
祇園の舞妓・芸妓さんから始まった
無言参り。
現代でも期間中は、3基の神様を乗せた
神輿が並んでいます。
今年の祇園祭は、
御旅所に寄ってあなたも
願い事をしてはいかがでしょうか?^^
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