夏至に「タコ」を食べる?
関西以外では「なんじゃそれ?」
って感じですか?( ̄∀ ̄)
聞いてください!
関西に嫁いで来た友達のM子が
放ったこの言葉を!
だから「タコ」ってこじつけたんでしょ~
関西人らしいな~
まさかそんな単純な理由で、
「タコを食べる!」
なんて、思っている人がいたなんて!
なぜ、関西では「夏至にタコを食べる」のか?
大切な風習があったんです!
関西人の名にかけて!
管理人が説明いたします(  ̄ー ̄ )ゞビシッ
まずは、夏至についてお話しますね^^
夏至とは
正午の太陽が一番高い位置になる日
そして、今年の夏至にあたる日は
6月21日(火)です。
夏至 昼約15時間 夜間9時間半
冬至 昼約9時間半 夜間14時間
これを見ると、全く真逆です!
自然の動きってすごいですよね・・・
「夏至」は梅雨の期間にあることから、
必ずしも晴れではない事が多く実感しにくい日でもあるのです。
夏至祭が盛大にされるヨーロッパと比べ。
日本を含むアジア人は、農耕民族のため田植えの忙しい時期に
あたるので、全国的に根付くような
イベントがうまれにくかったのかもしれません。
タコを食べる理由
稲が八方に根を張るように!豊作を祈願
旬である「タコ」を食べて暑さに負けない体力を付ける
こう言った理由の願掛けから、
タコを食べる風習がきたそうです。
実はこのタコの栄養素がスゴイんです!
肝臓の強化/疲労回復
ビタミンE⇒発がんを抑制/老化防止/更年期障害の予防・改善
コラーゲン⇒美肌効果
亜鉛⇒動脈硬化の予防・改善
昔の人はちゃんと理にかなった、
願掛けをしていたんですね。
どうですか?
これで関西人は単純な理由で、
「夏至にタコを食べる」事を、
風習にしたんじゃないって、
わかってもらえました?(^O^)
今日は特別に、簡単タコレシピも紹介しちゃいます!
関西人じゃなくとも、
夏至にタコを食べてみてください^^
1、タコ(100g)を一口大に切る
2、塩コショウ、ニンニク(1かけ)、オリーブオイル(大さじ1)
酢(大さじ1)で30分ほどつける
3、タコの水分を切り、片栗粉をまぶし揚げる
タコを漬け込むことで、柔くなり
おつまみにピッタリ!
1、アボガド(半分)タコ(足二本)、適当な大きなに切る
2、塩胡椒・りんご酢・オリーブオイル(適量)を
ボールに入れ、1の材料を和える
アボガドもタコと同様、栄養素の固まり!
ダブルの材料で簡単・美味しく!
どちらも時短レシピ!
紹介しておいて、私が食べたくなっちゃいました^^;
今晩はタコ料理にしよう(^Д^)
本当は夏至ではなく半夏生?
現代では田植えも機械でし、
昔に比べ重労働も減って来ました。
なので、夏至=タコが定番に
なりつつありますが。
本来は「半夏生・はんげしょう」に、
食べられていたんのです。
半夏生とは?
昔は夏至~半夏生の間に田植えを
終わらせていたので、
として、
半夏生にタコが食べられていたと言われています。
各地の夏至の風習
関西以外にも「夏至」の風習は、
各地域ごとにたくさんあるんです。
東海の三河地方では、無花果(イチジク)田楽を食べるそうですが
由来は不明・・・
ですが、無花果(イチジク)はこの時期の旬物ですし、
不老長寿の意味もあるので、
いずれにせよポジティブな風習な印象ですね☆
福井県大野市地方では、焼きサバを
食べて、夏に向け栄養を十分つける
という文化も残っています。
因みに、関東では焼き餅をお供えしたり
讃岐地方では、田植えの終わる頃から
うどんを食べていたという歴史から、
夏至の前後を「うどんの日」として、
香川県生麺事業協会が中心となり活動しています。
なんだか、食に関する風習が多いですね~(´∀`)
(美味しいものが食べられればなんでもいいんですが)笑
やっぱりもともとは重労働である
「田植え」の時期ですから、五穀豊穣や健康を
願うような意味合いが強いのが特徴かもしれません!
日本の夏至祭
なんだか、修行みたいな夏至祭もあります^^
あの伊勢神宮にほど近い、三重県鳥羽市
こちらにある二見輿玉神社では、その沖合にある
夫婦岩から、夏至の時期だけ夫婦岩の間から朝日が昇ります。
でも正直なところ綺麗な朝日が見れるのは、
10年に1度あるかないかくらいだそうですよ。
梅雨の時期の夏至祭なので、
天候が悪い日の方が多いんですね;;
でも!
ある年の夏至祭では、
綺麗な朝日にかかる富士山まで
見れたのです\(^o^)/
行かれた方は超ラッキー♪♪
行かれなかった方は、こちらの動画を
見てくださいね^^
この夫婦岩の間から昇る太陽は、「日の大神」
と言われ、信仰深く崇められてきたんです。
1年で最も太陽のパワーが高まる
夏至の日の出を浴びながら、
禊の行事を行う「夏至祭」
一般の方も申込みをすれば、参加することができます!
4月1日より受付開始(電話のみ)
二見興玉神社社務所 0596-43-2020
初穂料
全修法参加21日22日 5000円
禊修法参加22日 3000円
スケジュール
鎮魂修法(本殿)6/21 午後3時15分~午後7時(定員85名)
夏至祭(本殿)6/22 午前3時30分
禊修法(夫婦岩付近)6/22 午前4時30分(約1時間)
服装
鎮魂修法:白衣白袴、若しくは白ズボン・白シャツ
禊修法:鉢巻・褌(男性) 女性鉢巻・禊着(女性)
* 褌500円 禊着5500円 禊教本500円 鉢巻800円
にて、販売もしてます。
※日時など変更がある場合がありますので
施設に要確認。
最後に
私たちのご先祖様方は、大変な労働の合間に
「夏至」を向かえていたので、
イベントどころではなかったみたです。
関西人が「夏至にタコを食べる」には、
日頃の田植え農家の方に感謝をし、
豊穣を祈りつつ体力のつくものを食べて、
来る夏に向けて頑張ろう!
って、日なのかもしれません!
コメント
勉強になりました!
来年からタコ食べて見ようかな~♪
@ふぉーる様
コメントありがとうございます!
大阪人は夏至以外にも、
常にタコを食べてます^^;
タコ焼き・・・
なのであんなにパワーあるのかな?
ふぉーるさんも是非!